ステンレススチールベルトが「ワイド」とみなされるには、22~35インチ(約56~89 cm)の幅が必要です。
ワイド型(幅広)ベルト
の製作には特別な配慮が必要で、通常ベルト強度を保持するために1ミリメートル以上の厚さを必要とします。 Belt Technologiesの特色の一つに幅広の金属ベルトを薄い材質で製作できる能力があります。
最近、弊社のエンジニアは、あるお客様から以前弊社が製作したベルトのワイド版を製作してほしいと
依頼されました。
. このベルトはグループ化されたジップタイの搬送に使用されるものでした。 これらのジップタイは以前のシステムで製造されたものより大型のため、コンベヤベルトのサイズを拡大する必要がありました。
ジップタイ生産のチャレンジ
お客様のコンベヤシステムは、ジップタイの塊を分離するレーザー切断プロセスを通す必要がありました。 ベルトを傷つけずにジップタイを切断するために、幾つかのパーフォレーション(穴あけ)加工が必要でした。切断後の余ったジップタイはベルトから落され、廃棄されます。 このため製品の正確な位置決めが重要でした。
ワイド型ベルトはネガティブトラッキング力に敏感です。 ステンレススチールベルトは非伸縮性のため、張力下でも伸びることがなくベルトのトラッキングを困難にすることがあります。
お客様の用途に簡単にカスタマイズできるワイド型金属ベルト
Belt Technologiesは、幅30インチ(76.2 cm)、厚さ0.381mmのステンレススチールコンベヤを製作します。 ほとんどのメーカーのワイド型金属ベルトは厚さが1 mm以上ですが、Belt Technologiesは0.076 mm の厚さからワイド型金属ベルトを製造する能力を持っています。 薄い材質の使用は、システムプーリー径の削減、スペース節約、慣性の減少、コストの最小化を実現し、総合的な接地面積を節約します。
またベルトには、Vガイドトラッキングシステムも搭載されます。 このシステムはベルトが徐々にトラックから逸脱することを予防するため、軸調整に必要なダウンタイムを短縮します。 当社の
V-Guided Metrak© ベルトトラッキングシステム
は—コンベヤの代りに—Vベルト上でトラッキング応力を均等に分配し、寿命を最大に延長します。
当社のレーザーパーフォレーションサービスがベルトに細長い長方形のスロットを加工します。 このスロットは、レーザーがベルトを傷つけずにジップを切断するスペースを与えます。 そして廃棄するジップタイ材質をスロットから落とします。
追加のパーフォレーションを持つベルト末端の光学位置決めシステムが、ベルトの適切な割り出しを確実にします。 このプロジェクトで当社のエンジニアはベルト強度を確実にするパーフォレーションの配置についてお客様を支援しました。
お客様は既存システムに新しいベルトを取り付けることに成功し、その結果に大変満足されました。自動化生産に使用するワイド型金属コンベヤベルトのカスタマイズについては、 本日、弊社にお問い合わせください 。