ISP 独立操縦プーリー

Belt Technologiesは次のシステムデザインに利用できるISP(Independently Steerable Pulley/独立操縦プーリー)と呼ばれる革新的な平ベルトトラッキング方法を開発しました:

  • ISPがアイドラーまたは駆動プーリーとなる2プーリーコンべヤシステム
  • 共通軸に複数のアイドラープーリーが存在するシステム
  • サーペンタインまたはその他の複雑なベルトパスを有するシステム

ISPのベルト操縦方法は、プーリーの角度をベルトに対して調整することでベルト幅全体の張力を変化させるコンセプトに基づいています。
ピローブロックの調整によりプーリー軸を左右上下に動かす方法と違い、ISPはプーリー本体に可変ステアリングカラーとシールドベアリングアセンブリを合わせます。

ISP 構成部品:
ISP 構成部品

ステアリングカラーには非平衡またはオフセット穴が設計されています。 回転する際、カラーがプーリー本体の角度を変更し、プーリー表面でベルトの両方向の動きが制御されます。

ISP はBelt Technologies 製品専用のテクノロジーです。 金属製の平ベルトを簡単に操縦します。利用者は、 ISPステアリングをクラウン、フランジ、タイミング要素などの従来のベルトトラッキング設計と組み合わせ、効率的で特定のトラッキングパラメーターに合わせて正確に操縦できる、相乗効果のあるベルトトラッキングシステムを製作することができます。

ISP独自の特性と利点

  • ステアリングカラーを回転することで、平ベルトを迅速にトラッキング
  • ISPは生産設備のベルト交換時の停止時間を最小限にとどめます。
  • ISPシステムは簡単に使用できます。特別なツールやトレーニングは必要ありません。
  • ISPは平ベルトを使用し、コンベアシステムの設計と組立を簡素化します。
  • システムを大幅に改変することなく既存のアイドラープーリーをISPに取り付けられます。
  • ベルトトラッキングパラメーターの設定後、メンテナンスの必要はありません。
  • フランジとタイミングプーリーが使用される場合、負荷の偏りを最小にとどめ、ベルトの寿命を延長します。

ISP プーリ- (写真および断面図)
ISP プーリー - 写真および断面図

取付と使用
ISPは市販のピローブロックを使用してシステムフレームに取り付けます。 クランプは軸の回転を防止するために使用されます。
ISP システムの取付と使用

ISP平ベルトトラッキングの回転軸

  • 軸上に単一のプーリーを有するシステムに使用。
  • プーリー本体が有蓋チューブデザインの時は常に使用されます。
  • 共通軸上に複数プーリーが存在する時は絶対に使用されません。
  • ISPが複数プーリーシステムのステアリングロールの場合、選択的に使用されます。

ISPに内蔵されたスピリットカラーと緩み止めネジを使用してISPを軸に固定します。軸とカラーは1ユニットとして回転します。希望のトラッキング特性が得られた時、軸を軸クランプで固定し、回転を防止します。プーリー本体はISPアセンブリに内蔵されたベアリングの周囲を回転します。この方法により特定の張力下で作動中のベルトをトラッキングします。

ISP平ベルトトラッキングの回転軸方法

ISP平ベルトトラッキングの回転カラー

  • 共通軸上に複数プーリーが存在する時、各ベルト/プーリー組み合わせを個々に調整するために使用します。
  • サーペンタインやその他の複雑なベルトパスシステム用の片持ち軸が存在する場合使用します。 これらの調整はベルトの休止時にのみ行うことを推奨します。

軸をシャフトクランプを通して固定し、ステアリングカラーの緩み止めネジを緩め、ステアリングカラーを軸周囲で回転させます。 希望するベルトトラッキング特性が得られたら、緩み止めネジを締めつけます。

ISP平ベルトトラッキングの回転カラー方法

どちらの設計が御社に適しているか?

新製品は広範囲の用途に適用できます。Belt Technologiesはそれぞれのお客様のニーズを満たす独立操縦プーリーを設計・製造します。 ご質問、ご要望、または設計支援が必要な場合、Belt Technologiesにお気軽にお問い合わせください。
Belt Technologies は特殊プーリー、金属製ベルト、ドライブテープ設計・製造のグローバルリーダーです。 当社の製品は正確な位置決め、タイミング、搬送、自動製造用途に使用される設備に独特な利点を提供します。

ISP システム構成

システム構成
第1 – 駆動プーリーは摩擦駆動プーリーを使用

  • ISPに摩擦駆動プーリーを使用。 この構成は030″ (0.762mm)以上のトラッキング精度用です。
  • 横方向を制約するためにテフロン® 製フランジがプーリー本体に取り付けられます。 ISPの操縦機能はベルトの負荷の偏りを最小にとどめながら、フランジに対してベルトの1方の端をセットするために使用されます。

システム構成
第 2 – 駆動プーリーはタイミングプーリーを使用

  • ISPに摩擦駆動プーリーを使用。 ISPの操縦機能はベルトパーフォレーションの負荷の偏りを最小にとどめるために使用され、駆動プーリーの歯とベルトパーフォレーションが横方向を制約します。 トラッキング精度は金属製のベルトシステムの場合、008″ (0.203mm) から 0.015″ ( 0.381mm)の範囲です。

あるいは

  • ISPにタイミングプーリーを使用。 ISPの操縦機能はベルトパーフォレーションの負荷の偏りを最小にとどめるために使用され、ISPの歯とベルトパーフォレーションがベルトの正確なトラッキングコントロールのために使用されます。 トラッキング精度は金属製のベルトシステムの場合、008″ (0.203mm) から 0.015″ ( 0.381mm)の範囲です。

:一般的にはタイミング要素は駆動と駆動プーリーの両方に使用することはお奨めできませんが、金属製ベルトシステムにおいてプーリー間の中心距離が長い場合やプーリー表面に微粒子が蓄積し、ベルトのトラッキング特性を変更し続ける場合、使用することがあります

Belt Technologies – 独立操縦プーリー

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