ベルトのトラッキング(軌道調整)はベルトの一方の端のテンションを他方の端に関連して調整することで行います。 据付の際行うべルトの張力調整と同じようなプロセスです。 一方の端の張力が高すぎると、プーリー上のベルトの軌道は張力が低い側にズレます。 ベルトを安定化させるために張力を上下に調整します。 軌道問題を無視するとベルトの寿命が短くなり、製品の位置精度が損なわれ、製品が損傷することがあります。

コンベヤベルトの軌道問題の原因?


ステンレススチールベルトは実質的に非伸縮性のため、テンションに屈しませんが、これが軌道を難しくすることがあります。 ベルトは 自然に曲がらないため、べルトの軌道を徐々にズレさせる要因を補正しません。 以下は軌道問題を起こす要因です:


  • 不適切なシステムアライメント

  • 大幅なプーリーシャフトの偏位

  • 負荷の差

  • ベルトキャンバー (弓状の端部、または直線に対するベルト端部の逸脱)


全ての種類のコンベヤにはキャンバーがあります。 ステンレススチールベルトのキャンバーは通常8フィート(2.44m)につき0.050インチ(1.27 mm) です。 スクエア2プーリーシステムの場合、ベルトの1方の端部の周長が短いため他方の端部より強いテンションが存在します。 このばらつきによりベルトが回転する時、強いテンションの端部からベルトの軌道が離れます。 軌道調整の主な目的は累積的な軌道応力を防止する、または対策するためです。

ベルトの軌道問題の解決方法


Belt Technologiesは金属コンベヤベルトシステムのアライメントを保持するために軌道応力に対策を行う多様なストラテジーを提供します。

プーリー軸の手動調整


プーリーは軌道問題を補正するために手動で調整できます。




ほとんどの金属コンベヤベルトシステムにとって プーリー軸の手動調整は 軌道問題の補正に効果的です。 ベルトがプーリー上で整列位置になるよう制御しながらベルト端部のテンションを調整します。 このテクニックは平面プーリーとクラウンプーリーの両方に使用できますが、Belt Technologiesは金属コンベヤベルトシステムにクラウンプーリーの使用をお薦めしません。

駆動プーリーとアイドラープーリーの両方が正確な調整のために調整可能な軸を持つことが理想的です。 しかしながら駆動プーリーは通常、モーターとその他の伝動装置と接続するため、アイドラープーリーのみに調整軸が存在し、調整が困難です。

強制トラッキング


vガイドベルトトラッキング

Vガイド付き軌道調整は、金属コンベヤベルトに信頼性の高い強制トラッキングを実施します。




システムによっては単純なプーリー軸の調整は不適切な軌道を完全に防止しないことがあります。 Belt Technologiesのエンジニアはカムフォロアやガラス入りTeflon® フランジの取り付けなど既存システムに適切な軌道を確保するために最適な設計戦略を ご案内します。 強制トラッキングテクニックはベルトの寿命を短縮することがありますが、当社の専門家は厚いコンベヤベルトの使用などシステムを様々な方法で調整しこれらの問題をコントロールします。

幅の広いコンベヤベルトはベルトの内周にVベルトを取り付けることができます。 Vガイドは Belt Technologies Metrak© システムの一部ですが、 ベルト自体ではなく、Vガイドに軌道応力を分配する働きがあります。 強制トラッキングシステムでは、Vガイドはベルトの寿命を最大に延長することができます。

独立操縦プーリー(ISP)


belt technologies 独立操縦プーリー

Belt Technologiesは軌道調整を簡単にするために独立操縦プーリーを開発しました。




独立操縦プーリー または ISPはBelt Technologiesにより設計開発された革新的なコンセプトです。 2プーリーコンベヤシステム、共通シャフト付き複数アイドラープーリーシステム、サーペンタインまたは複雑なベルトパスに使用できます。 ISPはベルトに対するプーリー角度を調整することでベルトの幅全体の張力関係を変更します。

ISPはプーリーシャフトとピローブロック調整を動かす代わりにプーリー本体にステアリングカラーと密封軸受けアセンブリを搭載します。 回転する時、ステアリングカラーがプーリー本体の角度を変更し、プーリー表面のベルトに制御された双方向の動きを可能にします。 ISPは金属製フラットベルトを操縦するシンプルな方法を提供しますが、これはBelt Technologiesのコンベヤベルト専用の特徴です。

当社のエンジニアはお客様のシステム要件に対応するカスタムコンベヤシステムを設計・製作し、蛇行予防対策とともにお届けします。 またトラブルシューティングを実行し、軌道問題が存在する既存のシステムをサポートします。 ステンレススチール金属ベルトの軌道調整ソリューションの詳細については、 本日、Belt Technologiesの専門家にお問い合わせください